彼氏くんと暮らす系女子(28)|年下彼氏との同棲記録

2個下の年下彼氏くんと同棲中。同棲のゴールってなんだろうを探るの会。

夢を口に出す

小学3年生くらいまで、将来の夢は”お花屋さん”か”ケーキ屋さん”でした。

これはたぶん、自分の夢なんかじゃなくて、よくある女の子の夢。

夢というものにピンと来なくて、周りから浮かないような回答をしていました。

その証拠に、回答は”お花屋さん”と”ケーキ屋さん”が半分ずつ程度。

どちらもそこまで興味がなかったので、そのときパッと頭に浮かんだ方を答えるようにしていました。

 

小学5年生のとき、将来の夢をクラス全員の前で発表するという授業がありました。

夢についてきちんと考えたのは、このときが初めてだと思います。

人と一緒じゃなくていい、自分のなりたいものを考えろと言われ、考えた末に”歌手”と書きました。

当時、ボーカルユニットに入った友人にひどく憧れていたんです。

どうしたら歌手になれるのか、必死に本を読んで調べ、みんなの前で発表したのを覚えています。

 

しかし、このとき私は、”歌手”と言うことに対してすごく大きな抵抗を感じていました。

単に、恥ずかしかったんです。

クラスでも派手な方ではなかったし、歌がうまかったわけでもない。

それなのに自分が”歌手”と声に出していいものかという不安から、小さな声で発表をしてしまったこと、今でも鮮明に思い出せます。

 

そんな私も27歳になりました。

お花屋さんでもケーキ屋さんでも、憧れていた歌手でもなく、ライターとして日々文章を書き連ねています。

そんな私の今の夢は”エッセイスト”。

女性誌に掲載してもらえるようなエッセイを書くことが、今の私の夢です。

 

あの頃は自分の口から「○○になりたい」と言うことが恥ずかしかったけれど、今は声を大にして言いたい。

それは、自分が今ライターになれたことが関係しているのかもしれません。

 

歌手になりたいと言っていた頃は、そんなの夢のまた夢でした。

どうしていいかもわからないし、それを調べようともしなかった。

だからこそ、胸を張って「歌手になりたい」と言えなかったんだと思います。

 

でも今は違う。

ライターとして文章を書いているし、こうしてブログを書いている。

もしかしたら、27歳で追うには遅い夢なのかもしれません。

手遅れだという人もいるだろうし、こんな文章じゃ到底無理だと鼻で笑う人もいるでしょう。

それでも私は、「エッセイストになりたい」と大声で言い続けようと思います。

 

夢を口にするメリットは2つあります。

まず1つは、自分のモチベーションになるということ。

自分1人で抱えていることって、諦めるのが容易なんです。

だって誰にも迷惑をかけないし、誰に恥じることもないから。

でも、ひとたび口に出してしまえば、証人が増えます。

夢を諦めるとなると、その証人たちから何かしらの評価が下されてしまうんです。

そうならないため、努力をし続けるようになるのが私の持論。

モチベーションの維持はすごく難しい課題ですが、誰かと目標や夢を共有することで、その課題は少しだけ解消される気がします。

 

また、チャンスが増えるというメリットもあります。

これは、今までの人生で何度も経験してきました。

今私がライターとして働けているのも、私の口が軽いことがきっかけなんです。

ライターになりたいと思った瞬間(当時まったくの素人でした)から、出会う人に「ライターになりたい」と話すようにしていました。

そうすることで、なんと友人から編集部を紹介してもらうことができ、こうして今ライターとしての自立を果たしているんです。

編集部を紹介してくれた友人はライターとはかけ離れた仕事をしているので、どこで引っかかるかわからないものだなと感じました。

 

これ以外にもあるかもしれませんが、以上2つのメリットがあるだけでも、行動に移すべきだと思いませんか?

とにかく口に出す、ただそれだけ。

ほんの少しの行動だけで、夢がかなう確率がグーンと上がるんです。

 

最近は夢の話をする場が減りましたが、これからも積極的に口を軽くしていこうと思います。