同棲と半同棲の違い
結婚前に同棲するのはちょっと…という方は、「半同棲」を視野に入れることがあると思います。
私も前にお付き合いしていた人と、半同棲をしていたことがありました。
彼の家に入り浸り、週に5日くらい泊まって、これはほぼ同棲じゃん?って思ってたんです。
でも、完全な同棲をしたら、その考えは180度変わりました。
同棲と半同棲って、丸っきり違うものだったんです。
1番大きな違いは、「自分の家」であるという意識。
どんなに泊まろうが、どこまでいっても人の家は人の家なんです。
だから、家事をするにしても”やってあげている感”が出ちゃうんですよね。
家事をするたびに、いいことをした気分になる。
しないならしないで、何の罪悪感もありません。
当事者意識が出ないままなんとなく住んでいるのって、すごく楽なんです。
また、いつでも1人になれるという点も違いの1つ。
実際に2人が住んでいる場所は別なので、1人になりたいと思ったら、それぞれの家に帰ればいいだけ。
比較的簡単に、1人の時間を作ることができます。
だからこそストレスもあまりたまらず、機嫌のいい状態で会えていました。
言ってしまえば、半同棲は”いいとこどり”です。
楽しいところだけ切り取って体験することができるので、ただ彼との時間を楽しみたいというだけなら、半同棲がおすすめ。
ただ、結婚を考えての半同棲はあまりおすすめしません。
だって、なんの参考にもならないから。
結婚する前に一緒に住んでみたいのであれば、覚悟を決めて同棲をした方がいいと思います。
もちろん、結婚前に同棲はしたくないとか、しない方がいいとかいう意見もたくさんあるので、そういう方には無理に勧めませんけどね。
同棲していると、お互いに当事者意識が芽生えます。
そこは自分の家だし、相手の家でもある。
家事はこれくらいしてほしい、このくらいのきれいさを保ってほしい、これはしてほしくない…と、当事者ならではの相手への要望が生まれてくるんです。
それがケンカの種になったり、相手へのマイナスポイントに繋がったりするんですよね…。
そういった難しい部分を知れるのは、同棲の特権かなと思います。
また、1人になりづらいのも同棲の特徴。
どんなに疲れていても、家に人がいるという事実からは逃れられません。
自分がイライラしているときでも距離を置くのは難しいし、相手のイライラしている日にぶつかることもあります。
そういったときに自分がどうしたら楽なのか、相手をどうしたら傷つけずにいられるのかは、同棲をして初めて考えるようになりました。
同棲と半同棲は、似て非なるもの。
かなり性質が違うので、半同棲しているからといって、同棲と同じ体験ができるとは限らないことをお伝えできればと。
なんだか同棲は悪いところが多い、みたいな書き方に見えたらすみません。
もちろん悪いところは見えるけど、私は同棲という今の形がすごく気に入っています。
嫌なところがあるのは当たり前だし、そういうところも知れるのは、距離が近づいた証拠なんだなあと思えるから。
それに、大好きな人と毎日一緒にいられるって、思っている何倍も幸せなことです。
だって、今日も帰ったら彼氏くんが待ってるんですよ?
友達と遊ぶ予定なのに、その後に会えるってすごくないですか?
なんたる幸せ。本当に今の環境に感謝です。
早く彼氏くんに会いたいなあ。